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今回は、出張で訪れたスイスについてのブログです。

この度の訪問を機に、スイスを代表する名峰アイガーに登ってきました。

実は、アイガーは私の大好きな山です。ヨーロッパの三大北壁として（マッターホルン北壁、アイガー北壁、グランド・ジョラス北壁）で有名なひとつです。

その中でも、私は特にこのアイガー北壁が好きで、どうしても北壁の真下を歩いてみたいという思いがあり、今回は命がけで挑んでまいりました。

上に写っているのが、山から遠くの裾野から見えるアイガー北壁です。

手前に広がっている街並みの大きさと比べても、この山がそびえ立つ壮大なスケールが窺えます。

また、私の宿泊先からもちょうど真正面にアイガー北壁が見えました。特に朝やけと夕焼けの度に刻々と変わっていく姿を見ていると、言葉では表せないくらいの感動と雄大さがありました。

はじめにロープウェイで霧の中を抜けて、2500m付近までアプローチした先で、まずは北壁の真横に辿り着きます。そこからは私の足で約5時間、激しいアップダウンと流れる川を越える険しい道が続くなか、歩みを進めました。

途中には北壁からの滝も流れ落ちており、厳しい傾斜が連続するトレッキングとなりました。それでも清々しい空気に包まれながらアイガー北壁真下を目指して歩きます。

北壁の真下に到着したときの一枚です。

一見すると写真では笑っていますが、先ほどのようなハードな道のりを乗り越えた直後ですので、実際のところかなり疲れています。

しかしながら、もっと北壁に近づくためもうひと頑張り上へと向かったおかげで、さらに間近で北壁を眺めることができました。かなりタフな道のりでしたが、これは一生の思い出になりそうです。

このように素晴らしい山を散策できたことに感謝します。

Text／名倉稔（アスター株式会社　代表取締役）