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2023.03.08 ブログ
スペイン出張ブログ 「守られる歴史」 社長編
今回のアスター出張ブログは、今年1月に訪れたスペインについてお伝えします。
今回訪れたのは、マドリッド、バルセロナに次ぐスペイン第3の都市”バレンシア”。
日本からはフランス経由で24時間かけて入国しました。まず印象的だったのは、太陽が燦燦と降り注ぎ、冬にもかかわらず町中はオレンジの木であふれていることでした。
世界遺産をはじめとした歴史的建造物群や、地中海気候の恩恵をふんだんに受けたオレンジや、海産物を使ったパエリアなどがおいしく、すばらしい街で私が訪れた国の中でも個人的ベスト5に入ります。
ここはトレド。バレンシアからレンタカーで4時間約400㎞の位置にあります。
この時の気温は8度でした。なかなか気温は低いのですが、降り注ぐ太陽がいっぱいで車中からは一面のオリーブ畑が見えました。
スペインを旅する人が必ず訪れるという古都トレド。古代都市首都として栄え、多彩な宗教的建築物など、美しい景観は500年前の中世の時代にタイムスリップしたような感じでした。
そして、もう一つ紹介したいのが「オルガス伯爵の埋葬」という作品で、エル・グレコの最高傑作です。実物を見ましたが素晴らしい絵画でした。このトレドにあるサント・トメ教会で展示されています。
MWCの開催など新しきを生み出す一方で、先人達の残したものを尊重し、誇る姿勢を大切にするスペイン。
様々なものがそうして受け継がれ守られてきたというのは、見た目の美しさだけでなく、歴史やその思いを人々が受け取ってきたということです。
私たちも目に見える価値だけでなく、受け取った人が誇りたくなる歴史を積み上げていきたいと感じる訪問でした。
Text/名倉稔(アスター株式会社 代表取締役)